2025年05月08日

双葉郡のたけのこ

DSC01327.JPG以下、福島県双葉郡のたけのこの測定依頼について、
みんなのデータサイトへの連絡です。

みなさま、ちょうふの藤川です。

測定室の「安否確認」のようなメールですが・・・・・・、

昨日、双葉郡からたけのこが送られてきたという市民から測定依頼がありました。
それがちょっと変な依頼で、65cmにも成長したたけのこの根の部分硬いところだけを
測定して欲しい、というのです。双葉郡の採取者が「根の硬いところがパリパリして
おいしいといって、根のほうだけを食べているので、そこを測定して欲しいというのです。

そこで、65cmのたけのこの根の部分だけ、CS-137 4.2ベクレル

藤川が、これではこのたけのこ全体の汚染を解明したことにはならないから、穂先も
含めた全体を測らせてくださいと申し出て、測定料こちら持ちで穂先から刻んで測定・・・、

CS-137 23.9ベクレル でした。

特別な経験をした思いです。穂先を含める場合と、含めない場合、6倍の数値となったのでした。

藤川

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2023年10月19日

今年のどんぐり測定

DSCN8184.JPGDSCN8187.JPGみなさま、藤川です。
今年も、かにのどんぐりを採取してくださった方がいて、
経年変化見る測定ができました。

3.11ベクレルのセシウム137を検出しました。
なかなか無くなりません。半減期約30年の放射性物質です。

経年変化をみると、2013年 9.41ベクレル(セシウム137,134合算)
2015年 5.01ベクレル(セシウム137のみ)、 2018年 5.38ベクレル、
2019年 10.2ベクレル 2021年 2.0ベクレル、2022年 2.7ベクレル、

同じカニ山の同じあたりで拾ったどんぐりですが、今までも数値は上下
してきました。減ってきたというのはいえるでしょうが、半減期約2年の
セシウム134が検出限界値以下になってからは、なかなか減っていない
という傾向です、今年の3.11というのは昨年より少し多いといううえに、
たいへん皮肉な数値となりました。

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2023年08月24日

調布市議会に処理水放出反対の意見書

政府に対して福島第一原発のALPS処理水の海洋放出を止めることを求める意見書の提出についての陳情A.docx
みなさま、
すでにこの問題に対して市議会にアプローチしている方がいるかも
しれませんが、市民放射能測定室として、政府に対する意見書案を提出
することにしました。

お読みいただいて、賛同者としてお名前を添えてくださる方は、
8月27日(日曜日)までに、このメールに返信をお願いします。
時間がなくてすみません。藤川。

政府に対して福島第一原発のALPS処理水の海洋放出を止めることを求める意見書の提出についての陳情
(趣旨)
私たち高木仁三郎記念ちょうふ市民放射能測定室は、2011年の福島原発事故後、食卓に上る食品や身近な土壌等環境試料を自ら測定しようと立ち上がった市民放射能測定施設です。現在も続いている放射性物質の大量放出に加え、さらに環境を汚染する東京電力福島第一原子力発電所の多核種除去施設ALPS処理水海洋放出を止めるよう、日本政府に対して意見書を提出することを陳情します。

 日本政府やIAEA(国際原子力機関)は、トリチウムを含む汚染水を希釈したALPS処理水の海洋放出は、科学的根拠に基づき、国際安全規格基準を満たすとしています。しかし、基準をクリアするために薄めて投棄するという手法は、1970年代に横行した公害企業と同様の所業で新たな環境汚染行為です。海洋放出について、日本政府やIAEAが依拠する基準は、原子力施設の正常運転時の基準です。ところが、2011年に東京電力が引き起こした福島第一原発の3基の原子炉のメルトダウンという最重大事故から12年経った今日も、その核燃料デブリの状況さえも掴めず、廃炉の道筋は全く見えません。福島第一原発からはすでに多種多様で大量の放射性核種が放出されています。これ以上の地球上に生を営むものへの人工放射性物質の負荷は許されま
せん。

 1895年にレントゲンがX線を発見して以来、私たちは放射線から多くの恩恵も受けてきましたが、一方で低線量被ばくによる健康被害リスクや、広島・長崎の原爆投下に見るような大量殺戮も受けてきました。放射線防護の歴史はそのような人類と放射線のかかわりの中で、できる限り放射線被ばくのリスクを少なくすることを目指してきました。放射線防護に関する民間の国際学術組織であるICRP(国際放射線防護委員会)は、低線量の放射線被ばくによる確率的影響については、健康被害リスクに閾(しきい)値はないという考えに立っています。つまり低線量だから安全だとか、微量だから自然の体系にとっては無視できる範囲であるとか、そのような放射線量のリスクには数量のしきいはないのです。それらの科学的根拠に基づいて、�
��れ以上の余分な被ばくを避けるために、日本政府・東京電力がこの夏にも強行しようとしているトリチウム等が含まれるALPS 処理水の海洋投棄は行われる
べきではありません。

 トリチウム等を含むALPS 処理水の海洋投棄については、国内外から反対の意見表明がされています。経済的にも多大なる影響を受けることが予想される漁民や流通・加工などに関わる水産関係者の方々の声を無視しての強行は許されません。政府は風評対策を中心として水産業者の方々の理解を得ようとしていますが、処理水投棄の影響は風評被害ではありません。水産業者にも私たち消費者にも、原発事故による放射能の環境投棄は、健康や経済問題等に直結する実害です。

 福島第一原発構内には約64ヘクタールの空き地が残っていて、汚染水タンクの増設は可能です。この空き地に関して東電と政府は、事故直後に発表された30〜40年廃炉ロードマップの遂行上必要だとしています。しかし廃炉に向けての核燃料デブリ回収のめども立たず、ひたすら冷却水を注入し続けて高濃度汚染水を生み出し、その処理のために薄めて海洋投棄をするという安直な方法を選択する現状から見て、30〜40年廃炉ロードマップは実現不可能であるといわざるをえません。日本原子力学会の福島廃炉検討委員会の報告(2020年)では、廃炉に必要な期間を100〜300年としています。まずはこれまで12年間も止めることができていない経路不明な汚染水の漏洩を止めるなど、汚染水の発生量を可能な限り減らす本気の努力こそが必要です。��
�れまでより放射能の環境への放出を減らすことが日本国内だけでなく地球規模の問題としても、事故を引き起こした責任企業としての最重要の責務です。
 
 私たちちょうふ市民放射能測定室は、平成27年に調布市の環境政策課との合意のもとで市内の44か所の公園の土壌放射能測定を行いました。また子ども政策課との合意のもとで市立保育園11園の園庭の土壌放射能測定も行っています。未来の子どもたちが健康であることの権利のためにデータを残すことが強く求められていると考えて、100人を超える市民の参加を得てこの調査をやりとげました。その結果、すべての公園と保育園庭から福島原発由来の放射性物質セシウム137とセシウム134が検出されました。すぐに子どもたちが危険であるという極端な汚染箇所はなかったものの、市内全体に原発事故による放射能汚染が広がったことがわかりました。私たちはこの時のデータを調布市と共有しています。調布市を汚染したセシウム1
37の半減期は約30年です。微量とはいえ放射線の影響を30年が経過しても半分にしか減衰させないという放射性物質を私たちは身近な環境に抱えているのです。この放射能が子どもたちに及ぼす影響は、30年後、50年後、さらにその後に、統計学的な調査で判定するしかありません。その結果は誰にもわかりません。そしてまだ12年しか経過していないのです。この状況に対して、十分に希釈した放射能で安全だからさらにまき散らしてもいいだろうといわれても、私たちは許すことはできません。

 処理水の放射能レベルは無視できるものと結論づけたとされるIAEA(国際原子力機関)の報告書の内容を政府と東京電力は強調していますが、IAEAは同じ報告書の中で、日本政府からALPS処理水の海洋放出に関連する国際安全基準の適用を審査するよう要請があったのは、日本政府の決定後であった、したがって今回のIAEAの安全審査の範囲には日本政府がたどった処理水放出の正当化プロセスの詳細に関する評価は含まれていないと書いています。つまり処理水そのものの測定結果と、放出機材についての技術的な評価の部分だけが強調されているのであり、処理水の海洋投棄そのものの正当性について評価したものではなく、国際機関が許可したかのような印象操作をするのは間違いだと言わざるを得ません。

 UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)の2013年の報告によれば、すでに福島第一原発からは750京ベクレル(7500ペタベクレル)もの放射能が大気中に放出されています。この放射能量は通常運転している世界中の原発が年間排出している放射能の総量をはるかに超える量です。これだけ全世界に対して、地球全体に対して迷惑をかけている日本が、これ以上の人工放射能を自然界に投棄することは、決して許されることではありません。このような全世界の中での日本という国家の存在、国家としての形さえ変えてしまうような決定を、国会での議論もしないままで、政府と東京電力だけで決めないでください。

私たちは、以上の趣旨のもとで、調布市議会が内閣総理大臣に対して、地方自治法第99条の規定に基づいて、この夏にも行うとしている福島第一原発のALPS処理水の海洋投棄を中止することを要請する意見書を提出することを陳情します。

令和5年9月28日
高木仁三郎記念ちょうふ市民放射能測定室
尾辻義和      藤川泰志

(意見書案)
日本政府は東京電力とともに決定したALPS処理水の海洋放出という方針を撤回してください。すぐに中止してください。処理水の管理・処分方法については、政府と東京電力のみで決定せず、国会での慎重な審議を行ったうえで、日本社会の世論のや国際社会からの意見も真摯に聞いたうえで決定してください。以上、地方自治法99条の規定にもとづいて、意見書を提出します。

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2022年12月09日

今年のドングリ

DSCN7121.JPGちょうふ市民放射能測定室からのお知らせです。定点測定を続けてきた市内のドングリですが、今年も2.07ベクレルのセシウム137を検出しました。昨年も2ベクレルでしたから、変わらずに放射能汚染され続けていることになります。経年変化を見ている測定ですが、半減期約2年のセシウム134を検出し続けていた頃は減衰が速かったのですが、半減期約30年のセシウム137が残った状態になった今は、ほとんど減衰していないという印象です。微量の放射能なのですが、福島原発事故の影響が東京で残るケースをこれからも経年調査していきます。全国的には、天然のきのこ類などで、100ベクレルの規準を大きく超えるものが多数見つかっています。みんなのデータサイトでまとめていますのでぜひご参照ください。

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2022年09月24日

安定ヨウ素の配布会・その?

 9/21の「安定ヨウ素の配布会」にオンライン参加したくても参加できなかった方へ。

プーチンは核兵器の使用をほのめかす恫喝をくりかえしています。またウクライナの原発への攻撃も続いていて、たいへん厳しい状況が続いています。以下、みんなのデータサイトからのお知らせです。

9月21日のオンライン「安定ヨウ素剤配布会」には全国から多くの方にご参加いただきました。
 牛山先生による、原発事故と放射性ヨウ素の関連性や、体内に取り込まれることを防ぐために安定ヨウ素剤がなぜ必要なのか、どういった注意点があるか? 服用のポイントなど詳しくお話をいただき、また質問もたくさんお受けしました。昨日参加された方々から、「周りの方にも伝えたい」とのご要望をいただきましたので、安定ヨウ素剤を入手されたい方向けに「みんなのデータサイト通販ショップBASE」から動画視聴と資料一式をお申し込みいただけるようにしました。
こちらからお申し込みいただきますと、必要な情報一式が収納されたPDFをダウンロードできます。
https://minnanods.thebase.in/items/67213798
(BASEでのクレジットカード決済が難しい方はみんなのデータサイト(minnanods@gmail.com)へお問い合わせください。ゆうちょ振り込みによるお申し込みをご案内します)

必ず動画を視聴いただき、問診票、承諾書、申込書等必要事項を記入してお送りください。
なお、安定ヨウ素剤は、書類到着後、受付リストと照合→問診票チェック等を経て薬剤を調達してお送りします。
返送にはある程度お時間をいただきますのでよろしくお願いいたします。

なお、視聴後の安定ヨウ素剤お申込書の送付は、遅くとも2022年12月10日頃までにお送りください。
(年内までを一旦の区切りとしたいと思います)
どうぞよろしくお願いいたします。

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2022年09月17日

安定ヨウ素の配布会のお知らせ

みなさま、測定室の藤川です。
こんなものが必要のない社会を早く実現しなければなりませんが、
原子力災害に備えるための「安定ヨウ素剤」の配布会が開かれ
ます。みんなのデータサイトのよびかけです。

日本では「安定ヨウ素」は医薬品なので、医師による処方が必要です。
牛山元美先生のオンライン配布会に参加することで入手することが
できます。ウクライナではザポリージャ原発をめぐってぎりぎりの駆け引き
が行われています。過酷な原発事故がいつでもおきかねない状況が
続いています。ご家族のために、この機会にぜひ「安定ヨウ素」の準備を
しておきませんか?

9月21日(水)19:00より
https://mds-04.peatix.com/view?fbclid=IwAR2zcrgoOkuJI_F9Uz3TBmJqQbQmXrxB4JxetW-SWwDv1SjW9NuE6Wdf-M8


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2022年07月31日

基準玄米の測定

DSCN6798.JPGDSCN6794.JPGみなさま、
先週は、みんなのデータサイトの基準玄米が廻ってきて、
測定器の検査のための測定をしました。高、中、低、微、
の4種類の「汚染玄米」が用意されていて、データサイト本部の
福島30年プロジェクトのゲルマニウム半導体測定器で正確な
測定をして「値付け」をしてあります。これをシンチレーション式
という市民放射能測定所がつかっている簡易測定システムで、
どこまで正確に測定できるか、判定してもらうのです。外れると
合格できずに、何度でも調整しながら測定を繰り返します。

私たち、ちょうふ市民放射能測定室は、このテストを一回で合格、
完全クリアーすることができました。この「基準玄米」のテストを
繰り返していることで、私たちみんなのデータサイトの測定の
精度の高さを、自信をもって誇ることができるのです。


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2022年04月01日

「ロシア軍のウクライナ侵攻についての市民放射能測定室の見解」

274918460_10159684743394076_3629422043289142145_n.jpg3月1日、東京都調布市の長友貴樹市長は以下のような声明を発表しました。
「2月24日、ロシアがウクライナへの軍事的な侵攻を開始し、子どもを含む多くの尊い命が奪われるという悲惨な事態を招いたことは、国際社会の平和と秩序、安全を脅かすものであり、断じて容認できるものではない。また、ロシア大統領による核兵器の使用を示唆する発言は、国際協調を踏みにじる言動であり、平和首長会議及び日本非核宣言自治体協議会の一員として、強い憤りを覚える。調布市は、非核平和都市宣言及び国際交流平和都市宣言の理念に基づく市民の被爆地広島・長崎への平和派遣などを通じて、戦争の残虐さ、また平和の尊さを後世に伝えていく種々の取組を市民とともに継続している。核兵器の廃絶と世界の恒久平和は人類共通の願いであり、一刻も早いロシア軍の攻撃停止と撤退並びに平和解決に至る周辺国を含む停戦合意への努力を強く求める。」

 この声明は、長く調布市に居住して核兵器のない世界を目指して活動してきた私たちの思いを表現したもので、心から賛同できる内容です。そして今回のロシア政府によるウクライナへの侵攻は、放射能汚染と向き合ってきた私たちにとっては、もうひとつの重大な課題を突きつけています。ロシア軍は侵攻開始と同日に、廃炉中のチェルノブイリ原発を占拠。3月4日にはザポロジエ原子力発電所を制圧しました。ウクライナのクレバ外相は、ロシア軍の砲撃によりザポロジエ原子力発電所の研修施設で火災が発生したと表明。国際原子力機関(IAEA)は、周辺で放射線量に変化はないと発表しましたが、グロッシIAEA事務局長は「原発の状況はもろくて不安定だ」と述べています。ロシア軍は次に、南ウクライナ原発を制圧目標にしていると報道されています。

 私たち高木仁三郎記念ちょうふ市民放射能測定室は、みんなのデータサイトとともに、東京電力福島第一原子力発電所事故による長期間・広範囲にわたる甚大な放射能汚染によって、日常を理不尽に奪われ再び自分の人生を歩み始めようとしている市民と必要な情報を共有するために、食品や環境試料の放射能測定活動を続けてきました。そのように原発事故と向き合ってきた私たちにが強く主張したいのは、原子力災害は人災であるということです。また戦争も人災です。戦争は人が作り出す最大の人権侵害であり、最大の環境破壊行為です。戦争ではあらゆる種類の暴力が際限なく使われます。今回のロシア政府によるウクライナ侵攻では、調布市長が声明で発表したとおり、許されない「核兵器での威嚇」が行われただけでなく、稼働中および廃炉中の原発を攻撃対象にした初めての戦争となりました。私たちはこの行為を絶対に許すことができません。

 長崎への原爆投下以来77年間使用されることがなかった核兵器が、小規模な戦術核であったとしても使用される可能性が指摘されています。また36年前のチェルノブイリ原発事故を肌身で知っている私たちは、またあのような過酷な放射能災害が発生することを危惧しています。核兵器の使用も、原発の戦争被害も、遠いヨーロッパでのこととして無関心でいることはできません。風向きによっては放射能の雲がアジアを覆うことも十分に考えられます。36年前のチェルノブイリの放射能は日本にも到達しています。また多くの輸入食品が汚染したまま運ばれてきました。このようなことが再現されないために、私たちは最大限の行動をしなければなりません。

 私たちは11年前に福島第一原発の過酷事故を経験しました。事故が起きた3月11日の4日後、すでに3機の原発の建屋が爆発した中で、初めて強い放射能が放出されることを知った私たちは、風向きによっては東京も危ないと考えて急遽調布市長と面会して子どもたちを放射能に晒さないために最大限の努力をするように要請しました。市長も了解してくださり、放射能到達のタイミングを察知して連絡をすることを約束しました。しかし私たちは具体的な放射能の飛来を検知する方法を持ちませんでした。様々な情報が錯綜する中で、福島由来の放射能は東京を汚染して、子どもたちを被曝させました。そのことは、その後の市民放射能測定室とみんなのデータサイトが共同で行った土壌調査の結果で明らかです。今回は何があっても子どもたちを放射能から守らなければなりません。福島では甲状腺がんの手術を経験した若者たちが東京電力を提訴して裁判が進行中です。。放射能が若い世代に深い傷を残すことは、福島でも、36年前のウクライナでも、ベラルーシでも明らかになっています。
 誰もが考えたくはないことですが、最悪のケースに対処するために、行政には安定ヨウ素剤の準備を要請したいと思います。私たち市民放射能測定室も、子どもたちを被曝させないために全力を尽くします。今は核兵器使用からも原発の事故からも放出されて、甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素131を確実に検知できる放射能測定器を携えています。

ウクライナに平和を! 原発に手をだすな!

2022年4月1日 高木仁三郎記念ちょうふ市民放射能測定室
代表 尾辻義和
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2021年10月30日

今年のどんぐり・経年変化

DSCN3667.JPG 今年もカニ山のドングリを測定しました。
シラカシのドングリでしょうか。

セシウム137 のみ検出で、2.07 ベクレル。
かなり減衰してきたという印象ですが、
まだ地味な放射能汚染が残っています。

福島原発事故後すぐでは、年によって数値に
ばらつきはありますが、最高値10ベクレル程度を
検出していて、セシウム134 もありました。

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2021年07月25日

蜂蜜の放射能汚染

福島県の浪江町の道の駅などで売られていた蜂蜜から100ベクレルを超えるセシウムが検出されて回収する騒ぎになっています。お土産物のような商品のようなので一般にたくさん出回ってはいないようです。山菜、タケノコ、に続いてまたひとつリスクが高い物が浮かび上がりました。これからも意外な物が汚染している場合に備えてみんなのデータサイトの仲間と協力して注意していきます。

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