2017年01月14日

柏野小校庭の土壌データ

みなさま、
昨年末に、柏野小学校校庭の今夏の改良工事において、
空間線量が調布市より明らかに高いと思われる地域の
土が使われたことを報告いたしました。

教育委員会との協議の結果、グランド改良工事を行った
柏野小と第七中の校庭の土壌測定をする許可をいただき
先週に土壌採取、そして調布測定室で測定を行いました。
昨年末に行う予定でしたが、採取予定日が雨になったため
年越しの延期となってしまいました。ご心配いただいた皆様
には、報告が遅くなったことをお詫びします。

測定結果をお知らせします。

柏野小校庭
地点@ セシウム137 不検出 (検出限界値5.41)
地点A セシウム137 不検出 (検出限界値2.26)
地点B セシウム137 139ベクレル 検出
     セシウム134 21.8ベクレル 検出
     セシウム合計 161 ベクレル 検出

地点@とAは改良工事で土を入れ替えた場所で、Bは工事を経て
いない植え込み近くです。@とAはスペクトルを見てもセシウムの
エネルギー帯に振れがなく、検出限界値を下げても結果に変化はない
と思います。

結論としては、「埼玉県の調布市より空間線量が高く、高度の汚染を
受けたらしい地域の土を使って工事をしたが、地表から離れた深い
場所の土を運んできたのでセシウムの影響はなかった、土自体もグラ
ンド用の砂の成分が多いものなので、セシウムが吸着しにくいものだっ
た」、ということになるでしょう。工事をしていない場所のセシウム濃度が
高いことが気になります。これは特異点というほどではないにしても、様々
な要因が重なって5年半前の汚染当時の状況が保持されている場所を
掘り当てた、ということになるでしょう。

第七中校庭の数値は、少し様子が違いますが、改良工事を経た場所が、
3.55ベクレル、4.88ベクレル、とかなり低いレベルのセシウム137のみ
の検出でした。工事を経ていない場所が、8.23ベクレルと同じような数値
ですが、ここも元々の校庭が最も高いセシウム濃度ということになりました。

今回の調査の結果としては、私たちの一昨年来の調査で、調布市周辺の
セシウム濃度は、公園の平均値が、37.5ベクレル、保育園の平均値が、
57.9ベクレルという結果でしたので、グランド改良工事で運び込まれた土は、
汚染が無いか、かなり汚染度が低いものだったのです。

みなさまに、また柏野小関係者のみなさんに大変な心配をかけてしまったことを
お詫びします。しかし、これは実際に調査してみなければわからなかったこと
ですので、疑問を持ち、教育委員会と協議して調査をしたことについては、信念
をもって正しかったと考えております。

今後のことについては、またみなさまと相談したいと思います。やはり小中学校の
校庭データも残しておくべきでしょうか。(ちょうふ市民放射能測定室・藤川)

                      


misatoya@jca.apc.org
http://misatoya.jp
posted by ちょうふラボ at 18:54| Comment(0) | 日記
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