2014年11月12日

名古屋の測定所から・・・

調布ラボの先輩にあたる、名古屋Cラボからのメールです。
全国の測定所の様子や、放射能の今日的な意味などにつ
いて、的確にまとめられていると同時に、3周年のお誘いで
もあります。名古屋は測定3000件だそうですが、調布も
500を超えました。

名古屋・大沼さんからのメールをぜひご一読ください。藤川。


大沼です

私たちの市民放射能測定センター「Cラボ」も発足以来3年が経ちました。
市民放射能測定所は全国に100か所ほど設立されましたが、
福島原発事故の衝撃の風化とともに、
依頼測定件数が減少し、運営(経営)が困難になってきているところも出ています。
しかし、食品の放射能汚染は続いています。
たしかに、基準(100Bq/kg)を超過するような食品は漸減していますが、
まだまだ数値化できる放射性セシウムを含んだサンプルはたくさんあります。
これまで漸減してきたのは半減期2年のセシウム134がどんどん減衰したからであっ
て、
今後は、半減期30年のセシウム137が主役となるために、
なかなか減らなくなるのです。
一方、とんでもない数値の魚が福島近海では依然として捕獲されています。

また、ストロンチウム90を高濃度で含有する汚染水が流失を続けていて、
その影響も心配です。この核種は半減期が29年で、しかも、骨に沈着すると
生理的半減期はほぼ永遠という始末の悪い核種です。
測定が難しいなどとうそをついてまで、国が意図的に測定をサボタージュしている現
状は
許しがたいことです。この核種の測定は、核実験以来全国の都道府県衛生研究所など

継続的に行われてきたのです。それが、福島事故の前後に測定されなくなっているの
です。
この事態を打破するために、市民測定所でストロンチウム90の測定が出来る
「ベータラボ」の設立が模索されてきたのですが、
このたび福島県いわき市にある「たらちね」市民放射能測定所にベータラボが設置さ
れました。
化学実験室の整備や測定機の購入、専任スタッフ3名の雇用などで、
約3000万円の寄付金が集まって、発足式を迎えたのです。
同時にトリチウム(三重水素)の測定もできます。
ストロンチウムの本格測定は来年4月からだそうです。

私たちのCラボも、元気に3周年を迎えました。
この間、約3000検体の測定をしてきました。
岩手県の土壌放射能汚染調査(316地点)も行って、
県南地域2市2町の深刻な汚染を明らかにしました。
(この調査結果を根拠にして、岩手県知事に健康調査の実施を
要求していますが、まだ良い結果を得られていません。)
Cラボで作製した基準玄米キットが全国の市民放射能測定所の
測定精度の管理に大活躍しています。
基準玄米キットの使用によって、測定器メーカーの解析ソフトウェアの欠陥を
発見して、メーカーにソフトの全面改造をさせたり、
測定がうまくいかない測定所の応援に出向いて、問題を解決したりもしています。
Cラボも参加して、
「みんなのデータサイト」という食品汚染状況検索サイトも立ちあがって、
21の測定所の約1万データがアップされていますので、
是非のぞいて見て下さい。http://www.minnanods.net/

というわけで、12月7日(日)に下記の要領で
Cラボ3周年報告会を開催します。
是非お出かけください。
参加費は無料です!
記念講演は、崎山比早子さんに来ていただきます。
原子力市民委員会の会合でお目にかかった時に、
「最近「老化」の研究論文を集めているが、低線量被曝による
健康被害のメカニズムと老化のメカニズムには相似性ある」と話されていたのを聞い
て、
3周年記念講演をお願いしました。

1. Cラボ3周年報告会・12月7日(日)
 崎山比早子氏記念講演
「え!がんだけじゃなかったの?老化と放射能って関係あるの?」

と き/12月7日(日)
ところ/東別院会館2F 会議室「蓮」
*名古屋市地下鉄・名城線東別院駅下車4番出口徒歩3分
参加費/無料
*今後の活動のため、ご協力いただける方はお気持ちでカンパを頂ければ幸いです。

記念講演/崎山比早子さん
「え!がんだけじゃなかったの?老化と放射能って関係あるの?」
〜無視され続けてきた放射線被曝による非がん性疾患・老化の促進との関係〜

■略歴:千葉大学医学部大学院卒、元マサチューセッツ工科大学研究員、元放射
線医学総合研究所主任研究官、元国会事故調調査員、高木学校・原子力教育を考
える会のメンバー
■専門: がんの細胞生物学

<プログラム>
13:00 開場
13:15 開会挨拶
13:20 Cラボの活動報告
○3年間の測定結果・試料種別・依頼種別などのまとめ
○測定ボランティア養成講座・交流会・学習会などのまとめ
○調査報告 市場調査・Sr-90監視調査・岩手県土壌汚染調査・みんなのデータサ
イト測定キャンペーンなど
14:00 崎山比早子さんの講演と質疑
16:00 閉会挨拶

*閉会後、崎山さんをお迎えして懇親会(食事会)を予定しています。ご都合の
つく方はお気軽にご参加ください。(懇親会は参加費が必要です)

主催:未来につなげる・東海ネット
市民放射能監視センター(略称:C−ラボ)

★★★★★★★★★★★
misatoya@jca.apc.org
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★★★★★★★★★★★
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2014年11月02日

柑橘類の測定

今年初の柑橘類の測定依頼がありました。
どちらも品川区のお庭で実ったミカンと柚子
です。

微量ですが、どちらからもセシウム137を検出しま
した。ミカン(Cs-137 1.45Bq)、柚子(Cs-137 1.61Bq)
今年も柑橘類が実る季節になりました。ぜひ測定
にきてください。

同時に測定した柿は不検出でした。


★★★★★★★★★★★
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2014年10月25日

市内の井戸水

みなさま、
昨年も測定してラドンの影響を検出した
市内の井戸水ですが、試しに1年が経
過した現在の状態を知ろうと考えて測
定してみました。

やはり、I-131の誤検出としてラドンの娘
核種と思われる放射能を検出しました。
1ベクレル代と数値は低いのですが、い
つもこの水に含まれている物質だと考え
ていいようです。ビスマス214、鉛214 と
考えられる放射性物質です。水の自然
性質とはいえ、他に飲む安全な水がある
のですから、おいしいからといって飲まな
いほうがいい水であることが証明されま
した。

それにしても1ベクレル代のガンマ線を
コンスタントに検出しているのですから、
私たちの測定器はとても正確だといえ
ます。

★★★★★★★★★★★
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2014年10月16日

どんぐりから微量のセシウム

先週から新米の依頼が続いて、測定依頼減少で
ヒマだった測定室もちょっとした繁忙期という感じ
でした。

同じ新米の玄米と新米、そして稲わらを依頼して
くださった団体があって、玄米だとセシウム合計
で約5ベクレル、それが白米だと検出限界値1ベ
クレル以下でも不検出になるという経験を得まし
た。教科書に書いてあるとおりの結果です。この
結果には安心しました。新米は茨城県産です。
今年も皆様の縁故米を測定にお持ちください。

調布市内のどんぐり(椎の実)から2.94ベクレル
を検出しました。このどんく゜りの木の周辺は、
調布内の他の地域より土壌のセシウム汚染は
かなり低いことが測定によってわかっていました。
ですから微量とはいえこのセシウム検出には驚
きました。昨年カニ山のどんぐりからもっと高い
数値を検出したこともあり、今年はどれくらいに
減少したかという興味があります。カニ山に行く
ことがある方にどんぐりの採取をお願いしたい
と思います。また市内の他の地域のどんぐりも
ぜひ測定したみていと思います。藤川。

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2014年10月11日

山梨県の天然きのこ

PA070188.JPG今年初めての天然きのこの測定依頼が
ありました。山梨県の富士山周辺のもの
です。食用になるもの数種の混合ですが、
セシウム合計で57.3ベクレル、まだ高い
ものがあることが今年も証明されました。
137が43.9ベクレル、134が13.4ベクレルで
セシウム比率は福島由来のものとびったり
です。

天然きのこは、食べる前にぜひ測定を!

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2014年09月28日

みんなのデータサイト、本日リニューアル

ちょうふ測定室も参加している「みんなのデータサイト」は、
めでたく本日リニューアルを成し遂げました。私たち調布
のデータを限定して検索する方法が、たいへんわかりやす
くなりました。全国のデータは約9000件に及んでいる成果
を盛り込んでのリニューアルです。

私たち調布測定室のデータ数は、現在参加している21測
定所の中で、8位の成績です。尾辻代表のデータアップの
努力のおかげです。今春に全国的に行われた「たけのこ・
しいたけ」の全国一斉調査」の結果データもアップされてい
ますが、ここでのデータ数も、4位と大健闘。そもそもこの
取り組みのきっかけを作ったのは茂木君が椎茸について
の文科省の指示書を入手したことによります。私たちの、
存在感を大きく示しました。

測定依頼はかなり減っているとはいえ、ちょうふ測定室の
存在意義を感じた、みんなのデータサイトリニューアルの
イベントでした。

みなさま、ぜひリニューアルしたデータサイトにご来訪いた
だいて、@ちょうふ測定室限定の検索、Aたけのこ・椎茸
の全国一斉調査データの閲覧、B動画となったデータサイ
トのご説明、などをお試しください。

リニューアル・イベントに参加した、藤川。




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2014年09月25日

みんなのデータサイト・リニューアル

20140928チラシ.pdf
みなさま、
ちょうふ測定室も参加しているみんなのデータサイトが
リニューアル・オープンを迎え、お披露目の集会を開き
ます。ぜひご参加ください。

場所が遠くて、わかりにくいのが難です。
添付のpdfチラシをご覧ください。

主催:慶應義塾大学 SFC 研究所
デジタル市民社会デザインコンソーシアム
共催:みんなのデータサイト 運営委員会
日時:2014年9月28日(日)
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス


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2014年09月24日

福島の子どもたち

7月に調布市に招いた福島の子どもたちのプロジェクト、
無事に終了したとともに、映像記録の編集が終わり、
思い出ビデオとしてDVDにして子どもたちに贈りました。

福島の子どもたちがどのように調布市での3日間を過ご
したのか、調布の子どもたちは、大人たちはどのように
迎えたのか、映像記録を見ていただく会を催します。

このイベントにご協力いただいた皆様、興味があるという
方、または映像編集をした藤川をねぎらいつついっしょに
飲んでもいいぞ、という方、ぜひご参加ください。

日時 9月27日(土) 夜8時〜
場所 みさと屋・野菜食堂
入場無料、野菜食堂でお食事をしたい方は、8時前
においでください。飲物を希望される方のみ、飲んだ
だけいただきます。軽いおつまみは用意します。
藤川。

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posted by ちょうふラボ at 17:30| Comment(0) | 日記

2014年09月20日

福島の梨

 3週間ほど前に福島の桃を計測して不検出だったと
お伝えしました。もう少し調査をしようとおもっていまし
たが、桃が店頭から無くなってしまいました。

そこで、今度は福島の梨を計測しました。駅前のスー
パーで購入しましたが、福島の中の産地は表示があ
りません。この梨も検出限界1ベクレル代で不検出で
した。

果物が多く出荷される季節ですが、測定依頼が減って
います。みなさま、ぜひ測定をご依頼ください。測定者
としては、どんぐりなど子どもが遊びに使うものを検査
してみたいと思っております。

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2014年09月10日

井戸水の測定

市内の大団地の自治会から井戸水の測定依頼がありました。
久しぶりの公的機関からの依頼なので、念入りに測定をしました。
個人からの依頼は「念入り」ではないということはありません。
ここに区別はないのですが、今回の測定依頼には、はっきりとした
意図があったからなのです。

野川近くの地下水で、天然鉱物の放射能の影響を受けている前例
があったので、普段は飲用には使われていないとはいえ災害時の
ライフラインとして大事にしている井戸の水の検査が依頼されたの
です。初めから、1ベクレル代の放射能を判定する必要が課せられ
ていたのです。

結果は、セシウムは不検出、心配された天然鉱物のガンマ線も、
1ベクレル以下まで測定しましたが、検出しませんでした。 この井戸
の放射能における安全性は確認できたものと思います。水質基準を
満たしているかどうかは、別の分析が必要ですが、災害時に煮沸し
て飲むには差支えないものと思います。

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